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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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こんにちは、ニコちゃんです。
作品を一つ観ると気持ちがそっちに入ってしまって、
切り替えるのに時間と段階が必要です。
たくさんのものを観れません。
感受性が強過ぎるのも考えものです(苦笑)

今回は予定を変更し、
うちの公演情報はお休み、
観てきた芝居の話をします。

******
□1
「アン・ズルニを呼ばない」
写真と解説
kobito16
□2
空気ノ機械ノ尾ッポ
VOL.22 柵 を観て

******
□1
「アン・ズルニを呼ばない」
写真と解説
第7回
kobito side(16)
「意欲は燃え尽きた…」

こびとバージョン最終回。
世界を支配するこびと、
その実態はブラックでエンドレスで退屈なゲームの管理運営業務。
社畜生活に疲れたこびとは、
公園で見た憧れの「あるもの」になろうと決意した。

http://wittokyo.web.fc2.com/48_anzu/kobito16.html

--------

(男:
「い」「よ」 意欲に燃えるコロンブス
「ら」 イラクに燃えるコロンブス
「り」 入り口あって出口なし
「る」 居留守を使う)

(女:
「れ」 入れてくれ――
「ろ」 囲炉裏端で語る /慰労金をくすねる
「わ」 イワンのばか /岩感がある)

BGMのように、男と女の台詞が流れる中、
こびと(鵜飼ver)がやってきて、
その場に立ち尽くし、
膝から落ち、
スーツを脱ぎ、

こびと:
砂粒をまぶして、
こんがりローストされた木造校舎は、
すっかり白茶けて、
中は百葉箱のように
暗く、あたたかく、
さわやかで、濃い。
熱さが重力のように感じられる、

(女:
「む」 Mの気があるコロンブス)

(男:
「ら」 偉い人コロンブス)

(「れ」 エレベーターからコロンブス
「ろ」 エロ本読んでるコロンブス)

(「わ」 えーわー
「を」 絵を描いているコロンブス
「ん」 鉛筆が一本 鉛筆が一本、僕のポケットに)

(どうしてなのか 誰も知らない~)

風景と同化し、
布を纏い、
やがて、木になっていくこびと…



こびと:何もかも、繰り返す。
永劫回帰。
英語・鵜飼・木…
…木だ俺。

(End.)
--------

さようならこびとさん、
また会う日まで。

******
□2
空気ノ機械ノ尾ッポ
VOL.22 柵 を観て
--------

ここの芝居は3、4回は観たが、
私が観たのは間口の大きい劇場が多かった。

役者がよく動く。
お前高校生かってくらい元気いっぱい動く。
空気中の粒子の動きのように。
そのくせやたら人間臭い。

転換やビジュアル的には、ファッションショーを思わせる鮮やかさがある。
出てるのは10人足らずのはずだが、100人ぐらいいるように錯覚してしまう。
登場人物一人一人を意識しなくても楽しめる。
むしろ、誰だか何だかわからない感じで通り過ぎてくのが心地よい。

…これまではそんな印象だった。
今回ギュッと詰まった小さい空間で初めて観た。
その上ミュージカルスター付の豪華版w
どうなることかと観ていたが、新たな発見をすることになった。

柱で囲まれた四角い空間とその周囲。
そこに出てくる人々は、それぞれ困った奴なのだが、
その一人一人から見た風景が、世界が、隙間から見えてくる、
いやいや、隙間を通して投影するのが見える。

困った奴らは困った奴らなりに
ぶつかった困った奴とコミュニケーションを取ろうとするのだが、
お互い困った奴だけに、ガチャガチャしてかなり面倒臭い。
理解し合えるなんてムリムリムリ。

ガチャガチャはやがて大きな宴を迎え、静かに終わる。
困ったそれぞれの課題もこだわりも、
特に何が変わるわけでもないが、
それぞれが、何かと出会い、見い出したのかもしれない。
=それは観た自身の感想からの推測だが。

キューヴを回転させるような転換のメカニズム。
(カチャって音が聴こえてきそうな)
「機械」の名を冠するだけあって、
こういったアクセント、
細部にわたる粋はここの得意とするところで、
からくりフェチな方にもおすすめ。

観る角度「誰から?」や場面によって、
観察する科学者であったり、
格闘するエンジニアであったりして、
両者が入り混じり、せめぎ合うさまは、
ストーリー展開なんか忘れて観ても楽しかった。

今回中野の小劇場での公演だったが、
この後に桐生の蔵で同じ作品を上演する。
蔵から逆算して、この作品となり、
都内で上演する小屋も選んだのかな、と推測する。
客入れからその雰囲気は出ていた。

ただ惜しかったのは、
それでも都会の明るい小屋ではある意味「近すぎて」、
特有の力感、ガチャガチャ感が「こそばゆく」感じられたところ。
とっぷり暮れた桐生の蔵で観た方が、
より味わい深いのではなかろうか。

というわけで、群馬公演はこちら。

2015/09/18(金) ~ 2015/09/20(日)
第10回有鄰館演劇祭 『蔵芝居`15』参加公演
18,19 19:00~
20 15:00~
『桐生市有鄰館』
地図 http://www.kiryu.co.jp/yuurin/

空気ノ機械ノ尾ッポ
http://kuukinokikai.com/

******

さて、
言いたいことも吐き出せたし、
切り替えるかな。

「アンクル・ギャグの小屋 4」
2015/12/26(土)~29(火)
あさくさ劇亭にて。

公演まであと3ヵ月半。
また来襲。

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