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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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こんばんは、
うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。

平仮名を忘れてしまった気の毒な作家もいるようですが、
よめない、かんじない話も世の中にはあります。


まさおがやられたぞ。

ヤツは5人目にして完璧な存在。

こうなったら俺たちが。

一番目は俺、いちお(一男)。

曲がり角には気をつけろ、てぃーお(T男)。

げなんじゃない、したお(下男)。

俺たち4人でまさおの仇を…

あれ?4番目はどこ行った?

4番目っていうのやめろよ。
ちゃんと名前で呼んでやれ。

あれ?何て読むんだ?

お前読めないのかよ。

いや、だって、
本人も読めてなかったよあれ。


******

□1
うぃっと第52回公演
「うぃっと名作劇場」
ふにゃばし/
ひかり1975ひよこ2005
http://park10.wakwak.com/~wittokyo/

5/4(木)~7(日)
あさくさ劇亭にて。

○開演時刻です。

5/4(木) 19:00
5/5(金) 14:00
5/6(土) 14:00
5/7(日) 14:00

・開場は「概ね」30分前です。

・基本的に各回共どちらか1本の上演となります。
詳しいタイムテーブルは、4月15日(土)に発表します。
運が良ければ「2本続けて」もあるかもしれませんが、神の味噌汁。


○両方見れて同じ2000円、特別前売券発売中!

日時指定ナシで
「ふにゃばし」「ひかり1975ひよこ2005」
1回ずつ観れる、特別前売券発売中。
※公演期間内有効、1本しか観れなくても払戻しはナシ。

1本分と同額なので、とりあえず買っておこう。
うん、そうしよう。

うぃっと直売所
http://wittokyo.cart.fc2.com/

------

「ふにゃばし」
好きって気持ちだけを信じて‥
(1993初演)



木のベンチ 改札をぬけると
だらだらとつづく坂道
そう 坂道をぬけると
きっと海 海がみえてくる

でもどこまで行っても
あるのは工場ばかり
海は埋め立てられて
ずっとむこう

このむこうにJR線があって
そのまたむこうにJR線があって
おどろいたことに
そのまたむこうに工場と倉庫があって
海はずっとむこうだよ
きっときみが生まれてくるまえから
海は遠かった

そうそう、
このむこうには遊園地がなかった?
海のプールとか観覧車とか
ほんもののヘリコプターがのれる遊園地
私、子供の時に行ったことがある

遊園地はテーマパークしかないよ
あとはショッピングセンターと
人工スキー場と、
どっちにしても
ここには海がないわけだ

でも感じる
海を感じる
気の遠くなるような太古の昔
ここは海だった
海をこの場所に
かえしてやりたい



------

「ひかり1975ひよこ2005」
(2005初演)


運転士=ハンガー猛。
事件現場のレポでいつも活躍している。
車体=ひよこ。
うまれ故郷は博多ときいて、
希望に燃えている。
時速30万kmで走ると言われるが、
乗客を乗せた場合、500km程度。
長良川までひとっとび☆”

運転士兼乗務員=メイド。
犬を連れている。以下略。
車体=ながら。見ての通り。
おや、そちらも長良川ですか?

本日の乗務に際して。
「伝説のひかり号を追え」!!
新幹線が博多開業して今年で30周年。
黒鉄ではお得なキャンペーンを用意してます!!
「闇に消えた幻のひかり号」をみつけて下さい。
じゃ、お先に

運転士=れんこん。
けなげに生きるれんこん。
車体=うそ。鳥のようだ。
ひよこ・ながら・うそ、
これはチキンレースだったのか。
待て、そこの遅いの!

遅いって、牛じゃないんですから。

遅いランナーはね、
「汽笛一斉繰り上げスタート」だよ。
おい、置き石があるぞ、そこ!

うわっ!



う・そ☆
お前どういう運動神経してんだ?

カンベンして下さいよ

------

○演出として、今回の見せどころ。

劇亭は教室みたいに小さい空間だが、
そこを3人で満たすというのは、
エネルギーもいるし工夫も必要だ。

それを今回は「ふにゃばし」は二人でやる。

「ふにゃばし」は島ごと砂に消えてしまった遊園地のお話。
風景そのものを二人の役者でどう出すか。
俺が月だ水だ大地だ太陽だ!ってくらい、
…圧倒的なものを見せられるか。

視覚的にも時間的にも、実物の寸法に合わせて作ることは、
少なくともうぃっとの置かれた環境では不可能だし、
あまり意味もないし、そもそも追求していない。

当然、観る人の想像力に働きかける割合が大きくなる。
空間をねじ曲げたり、縮尺を騙すことだって必要だ。
例えば、狭い空間でも、1mの距離と5mでは全然違う。

それって奇をてらったことではなくて、
演者も観客も、自ずとやってることだ。

とびきり上手いとか、
踊れるとか、本物みたいとか、
仕掛けがすごいとか、
そういうの全然ないけど、
度肝を抜く。

そんな静かに凄みのある芝居です。
もちろん、法螺に決まってます。
いい夢をみに来てください。

(つづく)


******

ハンガー猛は時速80km以下になると爆発する。
「止まらない男」
一男、T男、下男の次は、こいつだったのか??
真相Y蟹。

また来襲。

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