うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
○今週のオヤジの小言
「一文字違いのもったいない
かたじけないは ありがとう
かたづけないは ごみやしき」
こんばんは、うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
先週に引き続き、ボスモードで行きますね。
書くまでに5日かかりましたが、1時間で書き上げました。
一気に読むと、空気が伝わりやすいかも。
↓ ↓ ↓
******
○ピーナッツの殻
前回チョロっと書いたけど、
昔の写真を引っ張り出して、整理整頓してる。
具体的には、データ化したり、検索しやすいようにタグ付けしたり。
昔のことに囚われて、前に進むのが重たい人がいる。
物が溜まって身動きの取れない人がいる。
そんな人に、こういう言い方する人もいる。
「そんな後生大事にとっといてるけど、
あんたの集めてるもの、
それってピーナッツの殻だよ。
ピーナッツの殻に名前付けて、
これはいついつの何の時のって。
意味なくない?」
過去はサッパリさせて、いい加減前に進め!と、
重い布団を剥ぐようにキツめの一言。
それはそれでわかる。
だが、人生の反省期に物や歩みや思い出の棚卸しをしていて、
根本的な落とし穴がそこにあることに気づいた。
私たちもまた、
ピーナッツの殻として棄てられる運命だと。
○地元の地域活動に少し関わってる。
私の住む江東区の辰巳は新しい街で、
団地と小学校の歴史がほぼ街の歴史と言える。
大体50年。
辰巳団地や辰巳に古くからある集合住宅の自治会=住民の人たちが、
この地域を築いてきた。
住みよい街にしてきた。
何百年続く大地主も居ないし神輿もない。
先輩方がどれだけ大変な思いでここまで築いてきたか、
私は途中からしか見てないが、想像することはできる。
今、団地は建替え時期に入っている。
建替えそのものは必要なものだし、やっと実現したとも言えるもので、
そこに異を唱えるつもりは全くない。
そもそも当事者でもないし。
だが50年近くかけて熟成されてきたこの街の風景、
その場で築かれてきたコミュニティ、
それらは目に見える形としては消えてしまう。
大きく変わってしまう。
「人がいるじゃないか。
人さえいれば繋がる」
それは間違いではない。
だが都営住宅を中心とした集合住宅ばかりの街は、
人の入れ替わりの激しさ、流失の多さが宿命だ。
団地で育っても、大人になったらほとんど出て行く。
世帯を持ち子どもができると帰ってくる場合も多いが、
人の繋がりが保ちにくい、切れやすい地域だということは、
20数年住んできて身を刺すように実感できる。
結果、何代も続く家も寺も神社もなく、
形も残らず歴史も記され引き継がれない。
この街も、そしてそこに住む多くの貧乏人の俺たちも、
ピーナッツの殻のように棄てられ、忘れ去られる。
布団の上で死のうと、
車にはねられて死のうと、
11階の崖から落ちて死のうと、
「歴史として語り継がれない存在だ」ということは、
ほぼ予測できる。
結末がわかった上で、何も知らない顔して生きている。
そんな思いを巡らせてると、
相棒が千葉・八街の落花生を土産に買って帰ってきた。
なんてタイムリーなんだ!!!
○私は大河ドラマは見ない。
その作り手やファンの人を嫌ったりケチを付けるつもりは全くない。
歴史を伝えることや歴史上の人物が嫌いというわけでもない。
だが私はあの手のドラマが無理だ。
見るのはキツイし見たくもない。
あの独特の重い空気が苦手なのもあるが、
それ以上に言えるのは、
作り手の意図がどうであれ、
そこに現れる歴史は、
名を残した、勝者の、支配者のそれになってしまう、
少なくとも視聴者にはそう伝わってしまう。
「ああ、何々将軍や何々家、何々様の時代だったんだ」と。
そんなのが家の襖の向こうから流れるや、
私はピーナッツの殻にもう少し拘りたくなる。
偉い何様よりも、
日々通り過ぎてしまうわれらの日常の方が、
もっと目を向けて、大事にしなきゃいけないだろ。
笑って、泣いて、食って寝て働いて、
ケンカしたり、バカやったり、愛し合ったり…
もちろん形や外側よりも、実の部分の美味しさが一番なんだけど、
実はいつまでも残らないし、本人たちが食べてしまう。
だが、人間には想像力がある。
香りや味が思い起こせるくらいの殻は取っておきたいなと。
○で、結論は?
…だからよぉ、
生だよ、今だよ、ライブだよ。
生身の舞台を観ようぜ!
うぃっと次回公演
5/4(木)~7(日)
あさくさ劇亭にて。
失礼、最後は宣伝になっちまった。
マインドだけじゃなく、
興行って意味でもボスの役目は果たさなくちゃな。
ふたり芝居と三人芝居。
公演タイトル、開演時刻などは、
また今度のお楽しみだ。
(つづく)
*******
明日は青梅マラソン走ってきます。
それでは、また。
「一文字違いのもったいない
かたじけないは ありがとう
かたづけないは ごみやしき」
こんばんは、うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
先週に引き続き、ボスモードで行きますね。
書くまでに5日かかりましたが、1時間で書き上げました。
一気に読むと、空気が伝わりやすいかも。
↓ ↓ ↓
******
○ピーナッツの殻
前回チョロっと書いたけど、
昔の写真を引っ張り出して、整理整頓してる。
具体的には、データ化したり、検索しやすいようにタグ付けしたり。
昔のことに囚われて、前に進むのが重たい人がいる。
物が溜まって身動きの取れない人がいる。
そんな人に、こういう言い方する人もいる。
「そんな後生大事にとっといてるけど、
あんたの集めてるもの、
それってピーナッツの殻だよ。
ピーナッツの殻に名前付けて、
これはいついつの何の時のって。
意味なくない?」
過去はサッパリさせて、いい加減前に進め!と、
重い布団を剥ぐようにキツめの一言。
それはそれでわかる。
だが、人生の反省期に物や歩みや思い出の棚卸しをしていて、
根本的な落とし穴がそこにあることに気づいた。
私たちもまた、
ピーナッツの殻として棄てられる運命だと。
○地元の地域活動に少し関わってる。
私の住む江東区の辰巳は新しい街で、
団地と小学校の歴史がほぼ街の歴史と言える。
大体50年。
辰巳団地や辰巳に古くからある集合住宅の自治会=住民の人たちが、
この地域を築いてきた。
住みよい街にしてきた。
何百年続く大地主も居ないし神輿もない。
先輩方がどれだけ大変な思いでここまで築いてきたか、
私は途中からしか見てないが、想像することはできる。
今、団地は建替え時期に入っている。
建替えそのものは必要なものだし、やっと実現したとも言えるもので、
そこに異を唱えるつもりは全くない。
そもそも当事者でもないし。
だが50年近くかけて熟成されてきたこの街の風景、
その場で築かれてきたコミュニティ、
それらは目に見える形としては消えてしまう。
大きく変わってしまう。
「人がいるじゃないか。
人さえいれば繋がる」
それは間違いではない。
だが都営住宅を中心とした集合住宅ばかりの街は、
人の入れ替わりの激しさ、流失の多さが宿命だ。
団地で育っても、大人になったらほとんど出て行く。
世帯を持ち子どもができると帰ってくる場合も多いが、
人の繋がりが保ちにくい、切れやすい地域だということは、
20数年住んできて身を刺すように実感できる。
結果、何代も続く家も寺も神社もなく、
形も残らず歴史も記され引き継がれない。
この街も、そしてそこに住む多くの貧乏人の俺たちも、
ピーナッツの殻のように棄てられ、忘れ去られる。
布団の上で死のうと、
車にはねられて死のうと、
11階の崖から落ちて死のうと、
「歴史として語り継がれない存在だ」ということは、
ほぼ予測できる。
結末がわかった上で、何も知らない顔して生きている。
そんな思いを巡らせてると、
相棒が千葉・八街の落花生を土産に買って帰ってきた。
なんてタイムリーなんだ!!!
○私は大河ドラマは見ない。
その作り手やファンの人を嫌ったりケチを付けるつもりは全くない。
歴史を伝えることや歴史上の人物が嫌いというわけでもない。
だが私はあの手のドラマが無理だ。
見るのはキツイし見たくもない。
あの独特の重い空気が苦手なのもあるが、
それ以上に言えるのは、
作り手の意図がどうであれ、
そこに現れる歴史は、
名を残した、勝者の、支配者のそれになってしまう、
少なくとも視聴者にはそう伝わってしまう。
「ああ、何々将軍や何々家、何々様の時代だったんだ」と。
そんなのが家の襖の向こうから流れるや、
私はピーナッツの殻にもう少し拘りたくなる。
偉い何様よりも、
日々通り過ぎてしまうわれらの日常の方が、
もっと目を向けて、大事にしなきゃいけないだろ。
笑って、泣いて、食って寝て働いて、
ケンカしたり、バカやったり、愛し合ったり…
もちろん形や外側よりも、実の部分の美味しさが一番なんだけど、
実はいつまでも残らないし、本人たちが食べてしまう。
だが、人間には想像力がある。
香りや味が思い起こせるくらいの殻は取っておきたいなと。
○で、結論は?
…だからよぉ、
生だよ、今だよ、ライブだよ。
生身の舞台を観ようぜ!
うぃっと次回公演
5/4(木)~7(日)
あさくさ劇亭にて。
失礼、最後は宣伝になっちまった。
マインドだけじゃなく、
興行って意味でもボスの役目は果たさなくちゃな。
ふたり芝居と三人芝居。
公演タイトル、開演時刻などは、
また今度のお楽しみだ。
(つづく)
*******
明日は青梅マラソン走ってきます。
それでは、また。
PR
この記事にコメントする
メルマガ登録はこちら
カレンダー
最新記事
(07/29)
(06/17)
(06/05)
(12/25)
(12/21)
(11/24)
(02/24)
(12/24)
(12/18)
(12/05)
プロフィール
HN:
丹胡茅庵(ニコちゃん)
性別:
非公開
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(07/08)
(07/25)
(08/07)
(08/21)
(09/26)
(10/11)
(10/28)
(11/08)
(11/21)
(12/01)
P R