うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
3週間ぶりのメルマガとなりました。
こんばんは、うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
今回は作者モード、ボスモードで行きますね。
○過去へ旅していました。
今回、20数年前の作品を再演するにあたって、
作った当時の空気を感じ取りたくて、
その頃の写真や旅行の記録、
手帳やレシートまで引っ張り出して、
(レシートは現物はほぼ残ってなくてメモかデータだが)
部屋じゅううわーーーっ!て感じに。
「この時こうあったが、あれはどういうことなのか」
「この場所でこの服装でこの人といるってことは、
これはいつの時期の写真か?」
特に写真などは、その時期に限らず、
前後との繋がりや、遠い昔や現在までどんな道を通ってきたか、
なんて考え出すと、結局全部ひっくり返して、
ついには遠く高校生の頃まで遡った。
自分自身に関する物の保管について、
相当な自信とこだわりを持ってた私だが、
「模様替えが大好き」弄り回し過ぎるのが祟ったか、
残存する写真とネガの絶望的なほどのミスマッチに、
「時は流れ、お前も歳を取り、抜け落ちて行ったのだ」
そんな現実を突きつけられた。
○自分の一生は実はもう終わっていて、
今はその体験を振り返っている状態なんじゃないか?
生まれて半世紀を過ぎて、
そういう目線で世の中や人生を視ることが多くなった。
もしかしたら、自分の人生の結末はろくなもんじゃなくて、
崖から落ちるとか、
車に轢かれてグシャグシャとか、
今まさにその瞬間なのかもしれない。
そこで今までの録画がうわーーっと再放送されてるってやつだ。
で、その結末を実は体が知ってるから、
「行くぞ!」と思った時にわけもなく足がすくんだり、
体が固まって拒んだりするのかもしれない。
だってさ、前へ前へズンズン進んだ先は、
落ちるしかない崖なんだぜ。
そう思いつつ、
「でもどうやっても最後が決まってるなら、
何を悩んでもためらってもしょうがない」
そんな風にも思えた。
「人生を、生きることそのものを、楽しまなくちゃ」
だって、もったいないじゃん。
そうやって気を取り直して、
やっと今日の1日を何とか歩くことができるのだが。
○先週芝居を観た。
高校の一つ先輩で、
直接関わったり話したことはほとんどなかったけど、
顔は知ってて姿は見てた人。
ほら、世の中にはいるでしょ。
「顔を見てるだけで面白い人」
わからない?
理屈じゃうまく言えないけど、
見てて面白い人は、何をどうしたって面白いんだよ。
そんな人が同じ東京で、
俺とは全然接点なかったけど、
やっぱり作品をつくり、公演をやっている。
ええのう、長生きはするもんだ。
舞台の内容はヘンチクリンな童話。
味わい深い12人の生き物がとっかえひっかえ、
その世界でガチャガチャ騒ぎながら生きる。
うぃっとの芝居は「小学生のお楽しみ会」に近いが、
ここの出し物も大雑把に言ってこっち側だ。
なので、私にとっては観やすく疲れにくいものだった。
で、いろんなお話見てて、
幸せな結末とか、思い通りになるとか、
道理が通るとかまずないんだけど、
そこで生きてる者たちが、
何と生気に溢れ、潔く、しぶとく、輝いていたことか!
そんでもってふと、
話は戻るけど、
自分の一生とその結末がどうちゃらについて思い出した。
「ああ、それでいいんだな」
遥か遠くの崖に向かってロングスパートってのも、
それはそれでカッコイイじゃないか。
以上が感想であります。
ありがとうございました。
『ラプンツェルたち ~うろ覚えの童話集~ それから』
かもねぎショット
http://kamonegi-shot.net/
*******
あなたの人生も私の人生も、
最後は崖かもしれないし、何も保証はできないが、
「俺について来れば面白いことがある」
願ったような楽園なんて、そうそうないぜ。
だから俺が楽園になる。
うぃっとの次回公演は、
5/4(木)~7(日)
あさくさ劇亭で行います。
それでは、また。
こんばんは、うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
今回は作者モード、ボスモードで行きますね。
○過去へ旅していました。
今回、20数年前の作品を再演するにあたって、
作った当時の空気を感じ取りたくて、
その頃の写真や旅行の記録、
手帳やレシートまで引っ張り出して、
(レシートは現物はほぼ残ってなくてメモかデータだが)
部屋じゅううわーーーっ!て感じに。
「この時こうあったが、あれはどういうことなのか」
「この場所でこの服装でこの人といるってことは、
これはいつの時期の写真か?」
特に写真などは、その時期に限らず、
前後との繋がりや、遠い昔や現在までどんな道を通ってきたか、
なんて考え出すと、結局全部ひっくり返して、
ついには遠く高校生の頃まで遡った。
自分自身に関する物の保管について、
相当な自信とこだわりを持ってた私だが、
「模様替えが大好き」弄り回し過ぎるのが祟ったか、
残存する写真とネガの絶望的なほどのミスマッチに、
「時は流れ、お前も歳を取り、抜け落ちて行ったのだ」
そんな現実を突きつけられた。
○自分の一生は実はもう終わっていて、
今はその体験を振り返っている状態なんじゃないか?
生まれて半世紀を過ぎて、
そういう目線で世の中や人生を視ることが多くなった。
もしかしたら、自分の人生の結末はろくなもんじゃなくて、
崖から落ちるとか、
車に轢かれてグシャグシャとか、
今まさにその瞬間なのかもしれない。
そこで今までの録画がうわーーっと再放送されてるってやつだ。
で、その結末を実は体が知ってるから、
「行くぞ!」と思った時にわけもなく足がすくんだり、
体が固まって拒んだりするのかもしれない。
だってさ、前へ前へズンズン進んだ先は、
落ちるしかない崖なんだぜ。
そう思いつつ、
「でもどうやっても最後が決まってるなら、
何を悩んでもためらってもしょうがない」
そんな風にも思えた。
「人生を、生きることそのものを、楽しまなくちゃ」
だって、もったいないじゃん。
そうやって気を取り直して、
やっと今日の1日を何とか歩くことができるのだが。
○先週芝居を観た。
高校の一つ先輩で、
直接関わったり話したことはほとんどなかったけど、
顔は知ってて姿は見てた人。
ほら、世の中にはいるでしょ。
「顔を見てるだけで面白い人」
わからない?
理屈じゃうまく言えないけど、
見てて面白い人は、何をどうしたって面白いんだよ。
そんな人が同じ東京で、
俺とは全然接点なかったけど、
やっぱり作品をつくり、公演をやっている。
ええのう、長生きはするもんだ。
舞台の内容はヘンチクリンな童話。
味わい深い12人の生き物がとっかえひっかえ、
その世界でガチャガチャ騒ぎながら生きる。
うぃっとの芝居は「小学生のお楽しみ会」に近いが、
ここの出し物も大雑把に言ってこっち側だ。
なので、私にとっては観やすく疲れにくいものだった。
で、いろんなお話見てて、
幸せな結末とか、思い通りになるとか、
道理が通るとかまずないんだけど、
そこで生きてる者たちが、
何と生気に溢れ、潔く、しぶとく、輝いていたことか!
そんでもってふと、
話は戻るけど、
自分の一生とその結末がどうちゃらについて思い出した。
「ああ、それでいいんだな」
遥か遠くの崖に向かってロングスパートってのも、
それはそれでカッコイイじゃないか。
以上が感想であります。
ありがとうございました。
『ラプンツェルたち ~うろ覚えの童話集~ それから』
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*******
あなたの人生も私の人生も、
最後は崖かもしれないし、何も保証はできないが、
「俺について来れば面白いことがある」
願ったような楽園なんて、そうそうないぜ。
だから俺が楽園になる。
うぃっとの次回公演は、
5/4(木)~7(日)
あさくさ劇亭で行います。
それでは、また。
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