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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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公演まであと3週間となりました。
こんばんは、
うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。

劇亭でダメじゃん小出と加納真実の舞台を観た。
基本のストーリーは、かちかち山。
出演二人なのに、
サスペンス1本並みの満腹感、擬似旅行感。

小出さん、すごかった。
時事・ローカルに即したネタをちぎっては投げ、
全国津々浦々体を張って生き抜く姿そのものが芸だ。

そんな小出さんを使い倒し、
美味しいところを持ってく加納さんはもっとすごかった。

加納さんを女優と呼ぶのが適切かはわからんが、
「女優を大切にしとかんと罰が当たるぞ」
以上、感想のまとめ。

で、おくさんのブログ
↓ ↓ ↓
http://okusannnano.blog42.fc2.com/

さて、ウチはどんな路線で行くかな?

******
□1
劇団W.I.T. 第53回公演
「TOKYO WANGAN WIT」
~うぃっとの見えるラヂヲショー~

http://park10.wakwak.com/~wittokyo/stage.html

色々吹いちゃったおかげで、
ガラにもなく
「デカメロン」やら
ゲーテやら
小林秀雄までも
読むことになっちまった、
読書嫌いのボスであった。

またまた古典ですか!

小林秀雄なんて、入試以外は死んでも読むか!
それぐらいの認識だったわけだが。

作者や時代の世界観・空気を
ぐにゃぐにゃに捻じ曲げるのは快感でもある。

だが、読書はしんどい。
ランニングの方がラクなので、
走りながら読めたらいいのになと思う。

--------

○開演時刻

10/6金
18:30 OPEN 19:00 START
10/7土~9月
13:30 OPEN 14:00 START

○出演

しなやかしなちゃん
てんこ
ガーギー木村

○会場
あさくさ劇亭


○チケット
2000円。
小中学生は1000円。

直売所
http://wittokyo.cart.fc2.com/

************
□2
うぃっと第52回公演
「うぃっと名作劇場」
ふにゃばし/
ひかり1975ひよこ2005
http://wittokyo.web.fc2.com/52_funyahikari/

前回公演のシーンの解説、第11回。

-------
「ひかり1975ひよこ2005」

8.箱根関所



C:なになに?

「問題です。
山田と尾崎、どちらかがスパイだ。
スパイは必ず嘘をつく。
スパイでないなら嘘はつかない。
私は尾崎に用がある。
どうする?」

T:どういたしやしょ!

C:「山田はスパイか?」

T:そうだ、スパイだ

C:おまえが尾崎か。
よかった、会えて

T:はずれだ。
私は尾崎じゃない。
(サク)
その上、スパイでもない



G:どれどれ。

「問題です。
 山田と尾崎、どちらかがスパイだ。
スパイは必ず嘘をつく。
スパイでないなら嘘はつかない。
どちらがスパイか見破る必要がある。
さあ、どうする?」

C:どうします?

G:おまえが山田か?

C:はい、そうです。

G:そうか、スパイは尾崎の方か……



T:わぁー、何?ここ。
え? 関所かよ!
なに?問題解けって? しょうがねえな、

「問題です。
 天国と地獄、二つの門がある。
片方の門の前に門番が一人立っている。
正直天使か うそつき天使である。
質問は一つだけ。」

よし。
「うそつきは地獄の門の前にいるか?」

G:いません。

T:そうかそうか。ありがとな
……ギャーーーーッ!!

G:そっちは地獄ですよ

T:「そこで、
『うそつきは地獄の門の前にいるか』
ときいて判断したところ、
地獄へ送られてしまった。
何で? 」
アチ、アチ……
「門番さん、解説して下さい!」

G:では説明します。
もしこちらが地獄の場合、
私がうそつきなら
「うそつきは地獄の門の前にいません」と答える。
私が正直でも
「うそつきは地獄の門の前にいません」と答える。
そこで、
門番がいる方が地獄だなと思ってしまうわけですが、
しかし、

向こうが地獄だった場合、
私がうそつきなら
「うそつきは地獄の前にいます」と言いますが、
私が正直なら
「うそつきは地獄の前にいません」と答えます。

なぜなら、地獄の前には誰もいないからです。

T:その通り。
誰もいないよーん
ご苦労ご苦労!
あと掃除しといてなーー!

G:うそつきが地獄の門をくぐったーー……

T:天国なんか選んでられっかよーー、
うすのろめ!

--------

三列車が順番に問題を解き、関所を通過する。

初演時は単線で擦れ違うのを表すために、
通票を使った。

実物はこんな感じ


今回は通票は使わなかったが、
スイッチバックで登ってきた。

○問題です。

このパズルを解くような問題は、
作者がパズルゲームに凝っていたところから来る。
数独で言えば、「ない数字を当てはめる」ような感じ。

うそはそのキャラクターにふさわしく、
見事、地獄の門を突破する。


小劇場の芝居、
~特にキャストが人数いて、
小屋の規模も動員もそこそこあるもの~
を観てると、

全体のストーリーやテーマから見て
「これ必要?」ってところで、
弁当の詰め物的おかずのように
ダンスや殺陣や瞬間芸等々が入ることがある。

勿論エンターテイメントだから、
ということだろうし、
チケット代分お腹いっぱいになってもらうのに
そういったおかずの構成をするやり方は、
運営側としてはわかる部分もある。

せっかく集めた役者やスタッフを
かまってやる、仕事させちゃる、
やった感与えるってのも大事だし。

※あ、イヤミじゃないからね。

だが、3000円4000円払って観る芝居の中の小さくない比率で、
「付き合いで出る懇親会レセプション周年行事のメニュー」のような、
当たり障りも新鮮味もない、
取り分けられて消化されるおかずを、
今週もまた食ってる何のために?的状況は、
どうにかならんもんかと思う。

隙間のおかずだからこそ、
ちょっと違った一品を。
そう思うし、心掛けてる。
ウチの場合、
全編隙間のおかずの物産展のような気もするが…

(つづく)

******

日々今のネタで舞台に立ってる芸人さんって、
自分のやってきたものを整理整頓、
分析、解説するヒマなんてないだろうな。
そんなのファンに任せればいいか。

われらは芸人とは違うけど、
ウチみたいに終わった作品を
メルマガで細かく解説するとこなんて珍しい。

何でやってるか。
お客さんに、自分自身に、
もっと言えば世界に遺したい。

ただ、いっぺんにいろんなことはできない。
単線にも似てる。
仕事を切り替えるには、通票の交換が必要…

それではまた。

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