うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
3月も後半なのに、まだ冬眠から抜けられません。
こんにちは、
うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
桜の季節と言われても、卒業式や入学式に呼ばれることもなく、
新たな出会いも別れもない、
マラソン大会もない、花見の予定もない、
そんな世の中の澱みに嵌って、全く実感がわかない。
部屋のカレンダーが2月だったのに気がついた。
毎日替えてたサイコロカレンダーも、1週間気づかなかったりする。
整理する予定の資料は、1ヶ月半経っても机の上で埃を被ってる。
緊急事態宣言が終わるとか終わらないとか言ってるが、
年末の公演の後にあれが出て、
さらに1月終わりにちょっと体調を崩して休んでから、
下がったまんま、なかなか戻らない。
稽古場も20時までに終えるなら取る意味もないのでずっと取ってない。
地域のパトロールもずっとない。
ランニングもこの1週間やってない。
フォームで作れていた「壁」がなくなり、うまく走れない。
10km行く前にへたってしまう。
そうすると楽しくないから行こうとしなくなる。
で、動かないと余計に身体が冷えて、さらに足が重くなる。
日々、作業しかできない。
腹が減るから飯を作り、小松菜が殖えすぎて困るので畑に行く。
腸は相変わらず元気だ。
睡眠は良かったり悪かったり。
寝れなくて困る日もある。
変な夢をたくさん見るほど寝てしまうこともある。
寝足りないと頑張れないので、疲れてるんだろうな。
全体に、精神活動が停滞している。
「病院に行け」って?
病院なんか行ったら、ホントに病気になっちゃうから(´Д`)
大丈夫、週に3日は入浴してる。
しないと痒くなるからな。
友人に誘われて、泊まりで出かけた。
飯を作って食うことぐらいだが、出せる元気は出した。
人といっぱい話せたのはよかった。
気分は高揚したが、身体は躊躇したままだ。
椅子に座ってると、画面の前から動けずに、
ダメ人間になってしまうから、
今年からPCをスタンディングで使うようにした。
こたつもダメ人間製造機だが、
この冬は全然使わなかった。
それでもダメな時はやっぱりダメなもんだ。
YouTubeで数学の問題や乗り鉄やショートストーリーを見てると、
時間も気力も散在してしまう。
ボーッと草取りしながら、気づいたら4時間経ってて足腰に来る。
真面目で働き者なわけじゃない。
惰性でやめられないか、逃げたいことがあるだけだ。
そう、今の俺なら、
いつどこでどんな環境からでも、
ダメ人間になれる自信はある!
甘いものをやめてもコーヒーに依存するように、
何が何でも、荒野の果てでも、寄り掛かるものを探し出す。
ラクをするための苦労は厭わない。
…と、地べたに寝そべって、世の中のニュースを斜め下から見る。
何だ、俺と同じじゃないか。
勤勉で意欲的な顔をして、やってる感だけ出して、
「ちゃんと対策してます」
「必要な手当てはします」
「必ず開催します」
ダメ人間と言われないだけタチ悪くないか?
「○○は責任取れ」
「○○は中止だ」
「○○は自粛せよ」
で、それからどうする?
「老害は去れ」
「今は時代が違う」
「新しい組織を」
お前がその椅子に座りたいからか?
「自分の近くであれ遠くであれ、
世の中の出来事に怒り、悲しみ、落胆のあまり、
歩き回って眠れなくなる、
イライラしたまま何もできない」
それってすごく消耗する。
この半世紀、ずっとそんな感じで、
いい加減思い知ったさ。
精神が摩耗して、グリップが効かん。
抑えなきゃ暴れるパワーもなくなってきたから、ちょうどいいか。
だからとりあえず、
腹減ったから飯食って、クソして寝る。
すまんの、普通のダメ人間で。
というわけで、
ダメ人間がいざなうダメ人間への世界。
最高にお似合いじゃないか!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
**********
□1
「BEHIND THE CURTAIN」
◆鬼が笑う前に◆
http://park10.wakwak.com/~wittokyo/stage.html
シーンの紹介と解説です。
今回はオープニング。
ビニールカーテン越しに、おじいさんの朝が始まります。
1)おじいさん(朝)
a)
C:
今朝はとても綺麗にベーコンエッグが焼けました。
ベーコンはプリプリで、固すぎず柔らかすぎず。
目玉焼きは、ギリギリ垂れずに留まるくらい。
焼き上がったかたちがトーストにピッタリ収まって、
コーヒーカップに載せると完成だ。
余分な皿も要らない。
b)
♪ ダメ人間
T:椅子に座ってると、ズリ落ちてしまうことってありませんか?
♪ ダメ人間
○おじいさんは、毎朝一人で食事を作って食べている。
ベーコンエッグにコーヒーが、彼のルーティンである。
己の追求する合理性に仕上がりがピタッとはまると、上機嫌だ。
素晴らしい1日のスタートが切れそうだ。
今なら畑でも大工仕事でも、作業に限らず創造的なことでも、
ガンガン行けそうだ。
だが、とり急ぎすることもないおじいさんであった。
椅子に深く座ると、もう起き上がる気もなく、
そのままずり落ちて、床に寝てしまうのだ。
○おくさんは、おじいさんの隣に住んでいる。
正確に言うと、隣の部屋なのかもしれない。
「おくさん」と言うものの、誰のおくさんかはわからない。
おじいさんのおくさんではないようだ。
だが、そんなことはどうでもいい。
おくさんというのは、おくさんというキャラクターなのだ。
相手がいようといまいと、歳がいくつだろうと、おくさんはおくさんなのだ。
おくさんは、何かの理由があって、おじいさんの隣室に住み、
介護というほどではないが、生活を見守っている。
おじいさんにとっては、うるさい存在である。
おくさんをどうにか出し抜いて、好き勝手に過ごしたい。
おじいさんには大人しく過ごしてほしい。
都会の片隅の平穏で単調な日常は、互いの存在をかけた闘いでもあった。
なーんてな。
そんなおくさんでも、椅子に座るとあら不思議。
ダメ人間に早変わりだ(´Д`)
冬の日差しを浴びながら、おじいさんは夢を見る。
おくさんも夢を見る。
どこからどこまでが、どっちの夢なのか、はっきりわからない。
混じってるような気もする。
カーテンに隠れてわからない。
一瞬の中に、一生が見えることがある。
そんなことを思い出させる、ある1日の話である。
(つづく)
**********
「目標なんてなくていい」
「何のために生きるとかどうでもいい」
世の中にはそんな人もいる。
だが私には、生きる意味も目標も必要なようだ。
それを追い求める場と仲間も。
舞台に立つ。
後も先もない。
生きるんだ。
それでは、また来襲!
こんにちは、
うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
桜の季節と言われても、卒業式や入学式に呼ばれることもなく、
新たな出会いも別れもない、
マラソン大会もない、花見の予定もない、
そんな世の中の澱みに嵌って、全く実感がわかない。
部屋のカレンダーが2月だったのに気がついた。
毎日替えてたサイコロカレンダーも、1週間気づかなかったりする。
整理する予定の資料は、1ヶ月半経っても机の上で埃を被ってる。
緊急事態宣言が終わるとか終わらないとか言ってるが、
年末の公演の後にあれが出て、
さらに1月終わりにちょっと体調を崩して休んでから、
下がったまんま、なかなか戻らない。
稽古場も20時までに終えるなら取る意味もないのでずっと取ってない。
地域のパトロールもずっとない。
ランニングもこの1週間やってない。
フォームで作れていた「壁」がなくなり、うまく走れない。
10km行く前にへたってしまう。
そうすると楽しくないから行こうとしなくなる。
で、動かないと余計に身体が冷えて、さらに足が重くなる。
日々、作業しかできない。
腹が減るから飯を作り、小松菜が殖えすぎて困るので畑に行く。
腸は相変わらず元気だ。
睡眠は良かったり悪かったり。
寝れなくて困る日もある。
変な夢をたくさん見るほど寝てしまうこともある。
寝足りないと頑張れないので、疲れてるんだろうな。
全体に、精神活動が停滞している。
「病院に行け」って?
病院なんか行ったら、ホントに病気になっちゃうから(´Д`)
大丈夫、週に3日は入浴してる。
しないと痒くなるからな。
友人に誘われて、泊まりで出かけた。
飯を作って食うことぐらいだが、出せる元気は出した。
人といっぱい話せたのはよかった。
気分は高揚したが、身体は躊躇したままだ。
椅子に座ってると、画面の前から動けずに、
ダメ人間になってしまうから、
今年からPCをスタンディングで使うようにした。
こたつもダメ人間製造機だが、
この冬は全然使わなかった。
それでもダメな時はやっぱりダメなもんだ。
YouTubeで数学の問題や乗り鉄やショートストーリーを見てると、
時間も気力も散在してしまう。
ボーッと草取りしながら、気づいたら4時間経ってて足腰に来る。
真面目で働き者なわけじゃない。
惰性でやめられないか、逃げたいことがあるだけだ。
そう、今の俺なら、
いつどこでどんな環境からでも、
ダメ人間になれる自信はある!
甘いものをやめてもコーヒーに依存するように、
何が何でも、荒野の果てでも、寄り掛かるものを探し出す。
ラクをするための苦労は厭わない。
…と、地べたに寝そべって、世の中のニュースを斜め下から見る。
何だ、俺と同じじゃないか。
勤勉で意欲的な顔をして、やってる感だけ出して、
「ちゃんと対策してます」
「必要な手当てはします」
「必ず開催します」
ダメ人間と言われないだけタチ悪くないか?
「○○は責任取れ」
「○○は中止だ」
「○○は自粛せよ」
で、それからどうする?
「老害は去れ」
「今は時代が違う」
「新しい組織を」
お前がその椅子に座りたいからか?
「自分の近くであれ遠くであれ、
世の中の出来事に怒り、悲しみ、落胆のあまり、
歩き回って眠れなくなる、
イライラしたまま何もできない」
それってすごく消耗する。
この半世紀、ずっとそんな感じで、
いい加減思い知ったさ。
精神が摩耗して、グリップが効かん。
抑えなきゃ暴れるパワーもなくなってきたから、ちょうどいいか。
だからとりあえず、
腹減ったから飯食って、クソして寝る。
すまんの、普通のダメ人間で。
というわけで、
ダメ人間がいざなうダメ人間への世界。
最高にお似合いじゃないか!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
**********
□1
「BEHIND THE CURTAIN」
◆鬼が笑う前に◆
http://park10.wakwak.com/~wittokyo/stage.html
シーンの紹介と解説です。
今回はオープニング。
ビニールカーテン越しに、おじいさんの朝が始まります。
1)おじいさん(朝)
a)
C:
今朝はとても綺麗にベーコンエッグが焼けました。
ベーコンはプリプリで、固すぎず柔らかすぎず。
目玉焼きは、ギリギリ垂れずに留まるくらい。
焼き上がったかたちがトーストにピッタリ収まって、
コーヒーカップに載せると完成だ。
余分な皿も要らない。
b)
♪ ダメ人間
T:椅子に座ってると、ズリ落ちてしまうことってありませんか?
♪ ダメ人間
○おじいさんは、毎朝一人で食事を作って食べている。
ベーコンエッグにコーヒーが、彼のルーティンである。
己の追求する合理性に仕上がりがピタッとはまると、上機嫌だ。
素晴らしい1日のスタートが切れそうだ。
今なら畑でも大工仕事でも、作業に限らず創造的なことでも、
ガンガン行けそうだ。
だが、とり急ぎすることもないおじいさんであった。
椅子に深く座ると、もう起き上がる気もなく、
そのままずり落ちて、床に寝てしまうのだ。
○おくさんは、おじいさんの隣に住んでいる。
正確に言うと、隣の部屋なのかもしれない。
「おくさん」と言うものの、誰のおくさんかはわからない。
おじいさんのおくさんではないようだ。
だが、そんなことはどうでもいい。
おくさんというのは、おくさんというキャラクターなのだ。
相手がいようといまいと、歳がいくつだろうと、おくさんはおくさんなのだ。
おくさんは、何かの理由があって、おじいさんの隣室に住み、
介護というほどではないが、生活を見守っている。
おじいさんにとっては、うるさい存在である。
おくさんをどうにか出し抜いて、好き勝手に過ごしたい。
おじいさんには大人しく過ごしてほしい。
都会の片隅の平穏で単調な日常は、互いの存在をかけた闘いでもあった。
なーんてな。
そんなおくさんでも、椅子に座るとあら不思議。
ダメ人間に早変わりだ(´Д`)
冬の日差しを浴びながら、おじいさんは夢を見る。
おくさんも夢を見る。
どこからどこまでが、どっちの夢なのか、はっきりわからない。
混じってるような気もする。
カーテンに隠れてわからない。
一瞬の中に、一生が見えることがある。
そんなことを思い出させる、ある1日の話である。
(つづく)
**********
「目標なんてなくていい」
「何のために生きるとかどうでもいい」
世の中にはそんな人もいる。
だが私には、生きる意味も目標も必要なようだ。
それを追い求める場と仲間も。
舞台に立つ。
後も先もない。
生きるんだ。
それでは、また来襲!
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