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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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行きつ戻りつしながら、春の訪れ。
学校の畑のチューリップも、芽がだいぶ伸びてきました。
こんばんは、しなやかしなちゃんです。

冬の間とても辛かった肩が、
少しは楽になるかと思ったら、全然まだまだ。
ストレッチポールの上に寝て、体を伸ばす。
これに綿棒とかテニスボールとか付けると、責め具のようだ。

「将来地獄に行った時の準備だな」

「え?しなちゃんって地獄に行くの?」

「いや、行きたくないけど万が一ってこともあるじゃん」


地獄の苦しみと思えば、五十肩など大した痛みではない(キリッ)
でも痛い(´Д`)


今週のメニュー
↓ ↓ ↓
********
□1
うぃっと次回公演
5/10-12
タイトルは?
□2
「浅草キャンプ!」より
********
□1
うぃっと第56回公演
5月10日(金)~12日(日)
あさくさ劇亭にて。


お待たせしました。

公演タイトル発表です。

うぃっと第56回公演

タイトルは、

「身も蓋もない話」

…そりゃまた何と、身も蓋もない(´Д`)

「公演のタイトルを見て、
お客さんがどんなものをやるのか、
もっとわかった方がいいよね」

そんな会話があった気がする。

で、俺たちの芝居がどんなものか一口で語れ、
と考えてたら、ふと気がついた。

俺たちって、
「電車に乗ったつもりが、底が抜けて自分たちで歩いてる」
みたいなものばっかりやってる気がする。

「俺、新聞に載ったぜ」
「どうせ新聞紙の上に乗っかったんだろ」

「そんな法律いつ作った?」
「今作った」
「何時何分何曜日、地球が何回回ったら?」

えーとえーと、
そういうのって何て言うんだっけ??

ネコに小判? ←ほしいけど
豚に真珠? ←ほしいけど
糠に釘?  ←いらないって
暖簾に腕押し? ←今、腕痛いから無理
取り付く島もない? ←塩対応かよ
箸にも棒にもかからない? ←そこまで言うなよ

違う違う。
たしかに、ヒョイとかわすし、
期待を裏切る、唖然とするような芝居ではある。
だが、そこまで手応えも中身もないわけじゃないだろう。

→てなわけで、

「身も蓋もない話」

俺たち、中身で勝負だぜ。
いつもノーガードで、生傷絶えないわ(´Д`)


世界にあまた溢れる、
ここだけの話、
言わなきゃよかった話、
バレたら消される話、
耳がちぎれるほどの説教、
ぐうの音も出ない寓話、

それらをかき集め、キレッキレに磨いて、
平成に別れを告げたGW明けに、お届けします。

♪あからさまですいません~


次回公演
「身も蓋もない話」
只今、公演チラシ作成中。
詳しい公演情報は、また追ってお知らせします。
お楽しみに。

(つづく)

********
□2
2018クリスマス公演
「浅草キャンプ!」より

第4回。
過去の公演でも何度か出てきたコント。
キャンプのレクゲームや歌でも定番がありますが、
うぃっとの芝居の中でのそんな感じのシーンです。
メルマガで解説するのは2回目です。

前回の解説
http://wanganwit.or-hell.com/Entry/151/

--------

7) サンマ、日本人になる

T: はい、ここからは自由時間です。
各自、自分の責任で、思ったことを発言してください。
先程の津波について、どう考えますか?


G: はい。

T: サンマじゃないよ君。

G: やはり日本人は流されやすいのがよくないと思います。
自分をしっかり持って,流されないようにすべきです。

T: なるほど、そうですか。
ところで、サンマ君。

G: はい

T: こっちを見てください

(「自由」の真ん中をめくると「自白」になる)


昨日の津波について、知っていることを言いなさい。


T: ♪みんなで聞こう 楽しい彼の歌を

G: ♪ラリラリラリラ

T: ♪調べは ついている


G: ボクがやりました。

T: おめでとうサンマ君。
今日から君も日本人だ

--------

○先程の津波について

サンマは海を呼ぶことができる。
困った時は津波を起こす、必殺技。
困ったことに、うっかり呼んでしまうこともある。

サンマがやったのはバレバレだが、
一応自由を装って尋問する。
シラを切り、立派なことをほざくサンマ。


○自由と自白

コントで言うならきっちり笑いを取る1つめのポイント。
こういった小学生レベルの発見と工夫が、スタンツの命。
わかりやすく、毒もある。


○♪みんなで聞こう 楽しい彼の歌を~

結論へ持って行くために歌ってしまい、
相手(この場合は犯人)もつられて歌ってしまう。

作者はこの手法を、赤塚不二夫のギャグマンガで学んだ。
学んだと言うか、身体に染み付いてる。
インスタントラーメンの味のように(´Д`)

昭和後半の笑いの中に、こういうノリは他でも見られたので、
誰がオリジナルと言うより普遍的なものかもしれないが、
漫画的手法だなと思う。

※先月出た青梅マラソンの沿道に、赤塚不二夫会館がある。
行きたかったが、体調が微妙で行けなかった。
また今度。
http://ome-akatsukafujio-museum.com/


○おめでとうサンマ君。今日から君も日本人だ

サンマもあっさり流されて、晴れて日本人認定。
というのが、この話のオチ。

オチでは笑いを追うより、
ずっしり重くて黒いものを持たせて締める。


【今日の結論】
「これでいいのだ」とは、腹に2つも3つも含んだ締めの言葉だ。
しれっと毒を盛り、自らも食しながら、至って平穏にごちそうさまを言う。
これぞ、ギャグである。

作者はシリアスや真理の追究を志向するが、
すればするほど、ギャグの沼から逃れられなくなるのであった。

(次回へつづく)

********

「ポールの上にいると、地獄の責めみたいじゃん?」

「磔にされたみたいな?」

「本物の地獄だと、さらに鋸で切り刻まれるんだけどね」


痛みが和らぐと言うより、更に増幅されるような会話が続く。


「いや、でも、やっぱり地獄に行くのはやめた」

「へぇ、そりゃまた何で?」

「隣にアベシンゾーとかいたら、ヤだし」


ではまた来襲。

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