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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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こんにちは、ニコちゃんです。

「そんなにネタバラシしちゃっていいの?」
UG4の解説を始めるにあたって訊かれた。

観に来たお客さんには作品をもう一度楽しんでほしい。、
裏話なんかも共有できたら嬉しい。

観に来れなかった人にも「あー、こんなのやったんだ」って
感じが伝わるといいな。

「聞いたこともないギャグ」って驚かれるのは1回でも、
1回使ったら使えなくなるわけじゃない。
同じネタをしれっとまた喋れるのが一流だぜ。

考えがあってやってます。

今週のメニュー

******
□1
次回公演
□2
「アンクル・ギャグの小屋 4」
解説編(5)
******

□1
次回公演
「ニコ先生の人生相談2」(仮)
5/5~8 あさくさ劇亭にて。

稽古場より。

初演
http://wittokyo.web.fc2.com/45_niko/

どの部分を再演し、何を書き下ろそうか、
台本を見ながら真面目に検討…
…してられるわけもなく、
雑談ばかり進むのであった。


(1/28号より続く)
●ゆがんでない軍国主義
敵が憎いとか、平和のためだとか、
そんな綺麗事で軍隊を作るんじゃない。
戦争がしたいからだ。


●ジンジャー小学校。
二重表現。
「頭痛が痛い」と一緒。
「犬のおまわりさん」とも一緒。


●マイナンバーのお知らせだけ受け取った。
「介護保険に入ることになりましたよ」というお知らせ。
申請に行って妖怪ゴドの認定を受けないと受けられない。

妖怪ゴド。


○合いの手帳。
ツーと言えばカー。
やつらつるんでたのか。

この反物やけに黒っぽいけど…

地元の魚の蒲鉾は黒っぽいでしょ?

地元出身のつうでーす。

主に代々木公園にいます。
時々皇居とかにも行きます。

縄張りとかある。
ちょっと上野には詳しくないのよね。

ちょっと無理して夏も過ごします。
あっついのよね。



つうとか言ってるけど実はカラスではないのか?
ネコさんは3匹と言ってるが実は…

次号に続く。

******
□2
「アンクル・ギャグの小屋 4
~うぃっとの宝船~」
解説編

うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。
第5回は「としいえとまつ」「旅立ち<春>」。

------

9)としいえとまつ

としいえ:君、そこで何やってるんだ?

まつ:潮待ってるんだ。

と:歳はいくつだ?

ま:それが二人の出逢いだった。
「としいえとまつ」

東京 わんがん――

------

・としいえとまつ
=歳言えと待つ

ぎーがとても気に入ってたUG。
同じネタなのに、何度話しても楽しい。
おまけに「みんな知ってる」。
ウケることウケること。
大河ドラマってすごい。
(見ないけど)

・潮待ってるんだ

えびすが夢の島で潮を待ってる姿を、
そのまままつにコピー。
ウケるウケないに関わらず、
こういうあざとい仕掛けは小まめに入れてる。

・東京 わんがん――

うぃっとのラジオ番組の合間にかかるジングル。
かかるっつーか、唄ってるんだが。

→じゃあ、このシーンってCMなの?

→むしろ全部のシーンがCM。
That's スタンツ!

------

10)旅立ち<春>

サンマは旅立ってしまった。
七福神も咸臨丸もとっくに忘れてるよな、きっと。


芭蕉:月日は百円の価格にして、行かふ年も又旅人也。
ボーッとしてるとすぐジジイになっちゃう。
馬券で儲けて老を迎えたら旅に出るのだ。

「カー、カー」

伊能:測量は正確に。
ほれ、目薬じゃ。
ドボドボ

サンマ:うわあ!

芭:鳥は鳴き、サンマの目に涙。
お前は空のように青いから曾良と名乗れ。

サ:深川を出て千住に向かう、と。

伊:山姥に襲われると困るから、これを持つとよい。

サ:わ、面白そう。面子みたいなもんか。
それっ!
うわああああ…(流される)

伊:ばかもん。
前に投げたら自分が流されるだろ。

サ:二十七日夜、春日部に泊まる、と。

------

このシーンは「おくのほそ道」がベース。

・月日は百円の~

正しくは「月日は百代の過客にして」

・馬券で儲けて~

正しくは「馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす」
かなりイーカゲンな現代語訳。

・鳥は鳴き、サンマの目に涙

「行春や鳥啼魚の目は泪」
無理矢理目薬で涙を出させてるところが寸劇ならではのツボ。

・空のように青いから曾良

芭蕉は実際にはそんなこと言ってない、多分。
明らかにやっつけで加えたUGだが、妙にウケた。
回に関わらず、笑いが取れた。
わかりやすいから、安心して笑えるんだろうな。

・山姥に襲われるから~

お札の使い方の予習。
お客さんにとっては、今後のストーリーの予習。

・二十七日夜、春日部に泊まる
「廿七日夜カスカベニ泊ル。江戸ヨリ九里余」

これは曾良日記より。
深川から千住を経由し、1日で春日部まで行ってしまうとは凄い!
お札の威力だな。

(次号「アンナ・カレーニナ」「華厳の滝」に続く)

******

何より、書き残した方が次の世に残りやすい。
「うぃっとってすごい劇団があった」
そんな伝説になったら、墓の下で大笑いだね。

実際に舞台で見れた人なんてもう、地元の通ですから!

また来襲。

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