うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
熊本県を中心に、九州が大変なことに。
息をするように地震が続く。
おはようございます、ニコちゃんです。
ここは東京の日常だが、
日常の破綻はあちこちで日常的に起きている。
慣れることはいいが、感覚は鈍らないようにしよう。
******
□1
劇団W.I.T. 第50回公演
「ニコ先生の人生相談 2」
あさくさ劇亭にて。
http://park10.wakwak.com/~wittokyo/stage.html
-------
≪初演時(2013.7)の公演パンフより。≫
旗揚げ第2作「ぽりすきぃ」(1984)で、
軽やかに3回転ジャンプを決める若者と、
30年連れ添ったのに
突然ひとりになることを決めた熟年カップルが
交錯するシーンがあった。
≪↑上記のシーンはこの時にも再演された。
写真
http://wittokyo.web.fc2.com/45_niko/22_shunen.html
今回のチラシの写真にも使われている。≫
当時はシーン自体も芝居全体を見ても、
若いカップルの側の目線に近かった。
時を経た今、
年配者の目線で描き直すことに
違和感のない年齢になった。
(そんな静かな気持ちを吹き飛ばすように、
次のシーンで3バカたちにジャンプさせまくるのだが)
この二人は
ニコ先生とおくさんなのか、
二人は何を喪い、
何を共有し、
どう一人になるのか、
そのあたりは
観た方それぞれの想像にまかせます。
ギチギチに設定や
解釈が決まり切ったドラマばかりが
やたら多すぎる近年ですが、
記憶や真実というものは、
さらには現実でさえも、
そんな決まり切った
語り尽くせるものではない。
「テレビショッピングか
賽の河原の石積みのように続く
馬鹿馬鹿しいシーン」
「一向に噛み合わず、
ただ己の道を勝手に生きて
流されるキャラクター」
「綺麗な和音を奏でずに、
それぞれ明後日へ吹き散らす役者」
「舞台上に焦点を合わせず、
笑いにも感動にも安住させない演出」
…救いも意味もそこにはないのか?
否。
「目に見えるよりも遠くや、近くや、
今まで見なかった、見えなかった、
聴こえなかったものを感じて、
想像して、そして語り始めて!」
視界の向こうで、頭の後ろで、
夢のまた夢で、宇宙の彼方で、
私たちは繋がる、そこで会いたい。
公演まで、あと19日。
-------
5/5(木) 14:00/19:00
5/6(金) 19:00
5/7(土) 13:00/18:00
8(日) 15:00 開演
※開場は「概ね」30分前です。
チケット好評発売中。
2000円
直売所
http://wittokyo.cart.fc2.com/
******
□2
「アンクル・ギャグの小屋 4
~うぃっとの宝船~」
解説編
第15回
「シャイロックのおくりもの」の続きです。
恐岩全面勝利、サンマ最後の日か?
ここから、おおおか裁きが冴える!
------
おおおか:ところでシャイロック。
恐岩:はい。
お:サンマが水銀で汚染されていることはご存知か。
恐:え?聞いてないぞ。欠陥物件だったのか?
お:問題があるようなら、契約を無効にするか?
恐:…いやいや。
別に大した問題じゃない。
俺が食うわけじゃないし。
お:そうだ、ネコのサバーニャが食べることになる。
このままネコに食べさせると、ネコは踊り狂って死ぬことになる。
それを承知で食わせろというなら、お前は罪に問われることになる。
恐:毒抜きしてから切って食わせればいい。
星の河原の砂に浸ければ数日で抜けると聞いたが。
お:しかし、それをやればサンマが命を失うことになる。
いずれにせよ、お前は罪を免れない。
どうする?少しは譲歩できぬか?
恐:わかった。
ネコに食わせるのは無しにしてもいい。
サンマの肉を切り取るだけだ。
殺すわけじゃない。
これでどうだ?
お:その肉はどうするんだ?
食べるためでなく、徒にサンマの肉を切り取るなら、それは悪質な犯罪だ。
お前が自分で食うなら話は別だが。
恐:そ、そんな肉誰が食うか!
お:恐岩よ、いい加減にしろ。
お前がこんな契約を持ち出したから、こんな面倒なことになったんだ。
私は早く帰ってフィギュアが見たい。
シャイロック恐岩、この者の全財産を没収すると共に、折檻の上、川に流す。
恐:そんな、お奉行…
お:ええい、引っ立てぃ!!
恐:わああああ…
お:さて、サンマよ。
サ:お奉行様、ありがとうございます。
お:この写真を見て、気づいたことはないか?
サ:ある方向に向かって光が集まってる。
あそこの川がUFOの秘密基地なんだ。
お:モルダー、あなた疲れてるのよ。
しっかりレスパイトケア!!
------
○サンマが水銀で汚染
これは以前からあるサンマの設定。
水銀入りなおかげで、サンマは食われずに済もことも多い。
○星の河原の砂で毒抜き
13)銀ガテの設定をここにも適用。
恐岩もなかなか教養がある。
○食べるためでなく、徒に切ったら犯罪
これぞ、エコシティー・江戸を仕切ったおおおか裁き!
…てか、屁理屈。
○フィギュアが見たい
ヨーロッパの話におおおかが首を突っ込み、
江戸時代のくせにフィギュアが見たいなんて最強。
だからドラマじゃなくてスタンツが好き。
○モルダー~
これは「Xファイル」の台詞だそうだ。
FBI捜査官が超常現象が見えるほど疲れてるって、問題だろ。
○しっかりレスパイトケア
「レスパイとけや!」と命じている。
レスパイト=休息するのは、ケアしている家族の方である。
徘徊老人を野に放つという意味では決してないので、間違えてはいけない。
というわけで、次回は俳諧老人の登場。
「壁から出てきたのは(2)」~
お楽しみに。
******
言葉を紡ぐ人、視覚に訴える人、
行動で示す人、深く思考する人、
いろんな役割の人がいる。
いろんなタイプの人がいる。
優劣はない。
叩き合うな。
それぞれができることをするしかない。
人間はそうやって生きてきたし、
これからもそうだ。
嫌でも何でも、時は進む。
合間で何とか寝て食うしかない。
次号につづく。
息をするように地震が続く。
おはようございます、ニコちゃんです。
ここは東京の日常だが、
日常の破綻はあちこちで日常的に起きている。
慣れることはいいが、感覚は鈍らないようにしよう。
******
□1
劇団W.I.T. 第50回公演
「ニコ先生の人生相談 2」
あさくさ劇亭にて。
http://park10.wakwak.com/~wittokyo/stage.html
-------
≪初演時(2013.7)の公演パンフより。≫
旗揚げ第2作「ぽりすきぃ」(1984)で、
軽やかに3回転ジャンプを決める若者と、
30年連れ添ったのに
突然ひとりになることを決めた熟年カップルが
交錯するシーンがあった。
≪↑上記のシーンはこの時にも再演された。
写真
http://wittokyo.web.fc2.com/45_niko/22_shunen.html
今回のチラシの写真にも使われている。≫
当時はシーン自体も芝居全体を見ても、
若いカップルの側の目線に近かった。
時を経た今、
年配者の目線で描き直すことに
違和感のない年齢になった。
(そんな静かな気持ちを吹き飛ばすように、
次のシーンで3バカたちにジャンプさせまくるのだが)
この二人は
ニコ先生とおくさんなのか、
二人は何を喪い、
何を共有し、
どう一人になるのか、
そのあたりは
観た方それぞれの想像にまかせます。
ギチギチに設定や
解釈が決まり切ったドラマばかりが
やたら多すぎる近年ですが、
記憶や真実というものは、
さらには現実でさえも、
そんな決まり切った
語り尽くせるものではない。
「テレビショッピングか
賽の河原の石積みのように続く
馬鹿馬鹿しいシーン」
「一向に噛み合わず、
ただ己の道を勝手に生きて
流されるキャラクター」
「綺麗な和音を奏でずに、
それぞれ明後日へ吹き散らす役者」
「舞台上に焦点を合わせず、
笑いにも感動にも安住させない演出」
…救いも意味もそこにはないのか?
否。
「目に見えるよりも遠くや、近くや、
今まで見なかった、見えなかった、
聴こえなかったものを感じて、
想像して、そして語り始めて!」
視界の向こうで、頭の後ろで、
夢のまた夢で、宇宙の彼方で、
私たちは繋がる、そこで会いたい。
公演まで、あと19日。
-------
5/5(木) 14:00/19:00
5/6(金) 19:00
5/7(土) 13:00/18:00
8(日) 15:00 開演
※開場は「概ね」30分前です。
チケット好評発売中。
2000円
直売所
http://wittokyo.cart.fc2.com/
******
□2
「アンクル・ギャグの小屋 4
~うぃっとの宝船~」
解説編
第15回
「シャイロックのおくりもの」の続きです。
恐岩全面勝利、サンマ最後の日か?
ここから、おおおか裁きが冴える!
------
おおおか:ところでシャイロック。
恐岩:はい。
お:サンマが水銀で汚染されていることはご存知か。
恐:え?聞いてないぞ。欠陥物件だったのか?
お:問題があるようなら、契約を無効にするか?
恐:…いやいや。
別に大した問題じゃない。
俺が食うわけじゃないし。
お:そうだ、ネコのサバーニャが食べることになる。
このままネコに食べさせると、ネコは踊り狂って死ぬことになる。
それを承知で食わせろというなら、お前は罪に問われることになる。
恐:毒抜きしてから切って食わせればいい。
星の河原の砂に浸ければ数日で抜けると聞いたが。
お:しかし、それをやればサンマが命を失うことになる。
いずれにせよ、お前は罪を免れない。
どうする?少しは譲歩できぬか?
恐:わかった。
ネコに食わせるのは無しにしてもいい。
サンマの肉を切り取るだけだ。
殺すわけじゃない。
これでどうだ?
お:その肉はどうするんだ?
食べるためでなく、徒にサンマの肉を切り取るなら、それは悪質な犯罪だ。
お前が自分で食うなら話は別だが。
恐:そ、そんな肉誰が食うか!
お:恐岩よ、いい加減にしろ。
お前がこんな契約を持ち出したから、こんな面倒なことになったんだ。
私は早く帰ってフィギュアが見たい。
シャイロック恐岩、この者の全財産を没収すると共に、折檻の上、川に流す。
恐:そんな、お奉行…
お:ええい、引っ立てぃ!!
恐:わああああ…
お:さて、サンマよ。
サ:お奉行様、ありがとうございます。
お:この写真を見て、気づいたことはないか?
サ:ある方向に向かって光が集まってる。
あそこの川がUFOの秘密基地なんだ。
お:モルダー、あなた疲れてるのよ。
しっかりレスパイトケア!!
------
○サンマが水銀で汚染
これは以前からあるサンマの設定。
水銀入りなおかげで、サンマは食われずに済もことも多い。
○星の河原の砂で毒抜き
13)銀ガテの設定をここにも適用。
恐岩もなかなか教養がある。
○食べるためでなく、徒に切ったら犯罪
これぞ、エコシティー・江戸を仕切ったおおおか裁き!
…てか、屁理屈。
○フィギュアが見たい
ヨーロッパの話におおおかが首を突っ込み、
江戸時代のくせにフィギュアが見たいなんて最強。
だからドラマじゃなくてスタンツが好き。
○モルダー~
これは「Xファイル」の台詞だそうだ。
FBI捜査官が超常現象が見えるほど疲れてるって、問題だろ。
○しっかりレスパイトケア
「レスパイとけや!」と命じている。
レスパイト=休息するのは、ケアしている家族の方である。
徘徊老人を野に放つという意味では決してないので、間違えてはいけない。
というわけで、次回は俳諧老人の登場。
「壁から出てきたのは(2)」~
お楽しみに。
******
言葉を紡ぐ人、視覚に訴える人、
行動で示す人、深く思考する人、
いろんな役割の人がいる。
いろんなタイプの人がいる。
優劣はない。
叩き合うな。
それぞれができることをするしかない。
人間はそうやって生きてきたし、
これからもそうだ。
嫌でも何でも、時は進む。
合間で何とか寝て食うしかない。
次号につづく。
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