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うぃっと第61回公演うぃっと第61回公演「赤っぽいネコ、或いは幸福な王子」12/26~28あさくさ劇亭にて。来てね! …劇団W.I.T.のメルマガです。基本、斜め上なブラックジョーク満載の文面なので、真に受けて炎上させないでね。
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学校が休みになったり、
イベントや公演が中止になったり、
いろんな予定が大きく変わった2020年3月。
元気でお過ごしですか。

みなさんこんばんは、
うぃっとのボスのしなやかしなちゃんです。

「いつもと違って調子狂うよ」が日常となった数週間。

あれ?
じゃあ、いつも調子の悪い人、
日常と上手く合ってない人は、
どう過ごしてるんだろう??

1)さらに生きにくくなってる
2)やりづらいのはいつものことだから変化ナシ
3)逆にホッと一息つけてる

答は一つではない。
いろんなケースが考えられる。

今年はうぃっとは5月に公演を行わない。
いくつか事情があって、準備が間に合いそうになかったからだが、
最近の状況を見ると、公演入れてなくてラッキーだったかもしれない。
例年通り5月上旬だったら、難しい判断を迫られることもあっただろう。

次回の公演は、7月第2週の予定です。
さすがに7月になって公演中止だ無観客だ…な状況なら、
日本全体おかしくなってるはずだから、そこまでは考えません。
やります。

********
うぃっと 2019師走公演
「僕らの近未来」より

お待たせしました。
前回公演のシーンの紹介と解説です。

第1回は、オープニング。

暗い灯りの下で、カードを取り合う者たち。
かるた取り?
神経衰弱?
その様は、人の暮らしを覗き見るようでもある。

(T=てんこ
G=ガーギー木村
C=しなやかしなちゃん)

--------

1) カードが見えた。

(カードをめくるT、G)

C:
震災や大災害で、愛しい人や故郷を喪った。
世の中も、政治も、もっとマシになるかと思ってた。
ところが現実は、災害そのもの以上に荒廃してる。 
それはなぜか。


世界を支配し、人を意のままに操りたい奴らがいる。 
顔の見えない奴ら。
奴らは人々を、丸裸にして追い出したい。
締め上げたり、泳がせたり、脅威を煽ったり、
あの手この手で、篩にかけてくる。

だが、人の暮らしは簡単には壊せない。
重ねた歴史、根付いた文化、人の繋がり、
それらの上にある日々の営み。
金だけじゃない、目に見えない蓄えがあるかぎり。
それは奴らに見えないところにある。

大地震が起きた。 
大洪水が起きた。
家や街が崩れた。 
暮らしを支えるシステムが壊れた。


普段はめくられないカードが見えた。
そのほとんどは見たくないもの。
自分の内臓を見るようなものだ。
元々は、愛おしく、なくてはならないもの。

空から誰かが見てる。
ビッグデータの俯瞰図から、虫の大きさのドローンまで。

大災害でカードが見えた。
人の営みの蓄えがどれだけあるかが晒された。

「何だ、まだ行けるやん」


姿の見えない声がする。
奴らはいくらなら搾り取れると、今も計算している。

--------

○暮らしを支えるシステムが壊れた。
普段はめくられないカードが見えた。

いつの間にか、ルールが変わることがある。
今まで当たり前だったものがなくなったり。
突然、屋根や布団を剥がされたり。
偉い奴が悪いことしても、なぜかノーカンになったり。

上が変えることもあるし、
現場が過剰に?対応して、自粛や規制をかけたりもある。
人々の習慣的な部分で、空気を読んで変わったりもする。

自己防衛の加減がわからない。
保身と責任回避。
煽りを受けないよう、叩かれないよう。
あるいは、動けるうちに、儲かるうちに、叩かれる前に。

それらの変更、それらの動きは、
生きにくい人たち、
弱者であり少数者であり、
≪簡単には解けない困った事情をいくつも抱えている人≫に大きく降りかかる。

既存の社会のシステムにうまく適合せず、
何とか隙間に生きる場を見出してきた人たちの、
その隙間を踏み荒らし、破壊し、なかったもののようにする。

それらの実際の多くは、悪気のない多数者によって行われる。

(つづく)

********

大雨とか台風とか来て、
予定が狂ってどうしようって人もいれば、
周りの動きが止まった分、命拾いする人もいる。
毎日平常運転で予定通り進行する環境だと、潰れてしまう人もいるのだ。
雨や嵐があったおかげで助かった人を、叩かないでほしい。

日頃表で生きづらく、葉っぱの陰に隠れるように生き延びている人もいる。
非常時になると、葉っぱの陰に避難してくる人たちもいる。
後から大勢やってきて、邪魔だ退けと追い出したり、
お前たちはズルいと叩いたりしないでほしい。

こんな時だからこそ、多くの選択肢を確保しなければ。
「文句を言わず、出されたものを食え」と言われても、
その人にとってそれが石や岩と同じだったら食べられないわけで。

今この環境で生きにくいと感じた人は、
そうなる前からずっと生きにくい人のことを、考えてみてほしい。

ではまた来襲!

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